ポートフォリオは作品集じゃない!?仕事に繋がる最強ポートフォリオの考え方とは!?

こんにちは、オーナーのTaichiです。

みなさんポートフォリオって準備されていますか?? これから映像クリエイターとして活動していこうと思っている方であれば、多くの方がどんなポートフォリオを準備したらいいんだろうと準備しなきゃと悩むポイントかと思います。私も教育現場において、本当に多くの生徒さんから相談を受けますので、今回は自分なりのポートフォリオの意味と活用法などについてご紹介してみようと思います。

ポートフォリオって一体何??

ポートフォリオ(Portfolio)とは、イタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ)という言葉が語源になっているようです。またPortafoglioには「札入れの財布」という意味もあるようで、「Porta」は英語のPortableという意味合いに通じているそうな…。 この言葉が語源となって、様々な業界で使われている言葉となっているわけなんですね。

僕らの業界だとポートフォリオは大体「過去作品集」っていうニュアンスで捉える人が多いよね

金融とかだと株式や債券・不動産などの保有している商品の組み合わせのことを言ったりしますよね。

大方クリエイティブな業界においては、「過去作品集」という捉え方で問題ないと思うのですが、私個人の意見としては少々違った意見を持っております。過去作品集としての捉え方だと、ビジネスにおいてはあまりにも勿体無いことをしてしまっている方が多いのではないかと思っているんです。もしかしたらいっぱいお仕事を逃しているかもしれないですよ?

私が思うポートフォリオの本当の?意味とは?

先日このようなツイートをしました。

相変わらずふざけた投稿をしておりますが…ちょっと真面目に自分が思うポートフォリオのあるべき姿や役割を以降で解説してみようと思います。もしかしたら今までの間違いに気づいてたくさん仕事を獲得できるようになるかも!?

まずはポートフォリオが必要な時を考えてみよう

一体どんなシチュエーションでポートフォリオを見せてくださいと言われるでしょうか?

まずパッと思いつくのは当然、クライアントが新しいお仕事やプロジェクトをあなたに依頼できるか判断してもらう時ではないでしょうか? 自分はこういうものができます、または過去にこういう作品を作ってきました、という意味で過去の作品集をクライアントにお見せして、お仕事を依頼するのに問題ない人かどうかを判断してもらう材料に使いますよね?

そうですね!でもそれで言うと「過去作品集」の認識でいいのでは?

確かに「過去作品集」と言う発想ではあるんですが…それだけでは絶対ダメなんです。

一つ考えてみましょう!あなたの過去作品集で、クライアントは「あなたに依頼して大丈夫だ」って言う意思決定が本当にできると思いますか?

過去作品集という考え方ではダメな理由

「過去作品集」という考えだと弱いという理由。それは求められているシチュエーションを前提に、これから書く内容ではっきりと感じていただけると思います。

しっかり想像してみましょう。クライアントはあなたのことをよく知らないのでポートフォリオを求めているわけです。そこであなたは「私が過去に制作してきたものはこれです」とポートフォリオを提出する。

一見なんでもない普通の流れに感じますが、これではあなたは「私を見て」と言うベクトルになってしまっているんです。

うーん、ちょっとまだ話がわからないです…。

クライアントがビジネスとして制作依頼をしてくる場合には、必ず何かの依頼目的が存在します。特定の悩みや問題があって、それを解決したいがために映像を活用したいという判断なわけです。 それに対して、あなたは「私の過去作品集を見てください」とポートフォリオを提出する。 それを受け取ったクライアントはあなたの作品に対してどう感じるでしょうか?

もしかしたら普通にクオリティが高いので、クライアントは、「あなたに依頼すれば大丈夫だ!」と言う判断を下せることもあるでしょう。

だとしたら尚更「過去作品集」と言うことでよくないですか?

いえいえ、残念ながらこれでは弱すぎなんです。「過去作品集」と言う意味合いのポートフォリオを提出して、その作例からクライアントがスッと、「この人で大丈夫、間違いない!」と判断できるなんて、よっぽどクライアントが映像制作に対するリテラシーが高いか、あるいは、どなたから紹介されて知り合った時のような場合じゃないでしょうか?

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